オワレナイ



  時計の針の音 無性に耳に残る
  夜中の午前3時 眠れなくて本を取る
  新聞配達のバイクの音 少しだけ気に障る
  目覚まし時計を無視して考えにふける日々

  悩みの種は仕事にバンド、自分のこと
  睡眠障害をこじらせて 今日も昼夜逆転
  危険を感じながらも1本だけ、と寝タバコ
  小鳥のさえずりきこえたら 浅い眠りに入る

  現実と区別のつかない夢を見る
  ヘッドフォンの中 誰かが叫んでいた
  「理解はできても納得はいかない!」

  一瞬で全部打ち消して
  まっすぐにただ変わりたくない
  今はいいのだ僕のまま 感じた想いが真実だ
  いつかは変わっていく気持ちを忘れる為
  楽しさにすがるくらいなら
  逃さず見ていたい 全部
  誤魔化した自分と向き合いたい


  大嫌いな繰り返しの日常はきっと
  何よりも平凡で何よりも平和なんだろうな
  近い将来 僕の名前がオークションに上がったとして
  そのときの人生もきっと後悔だらけなんだろうな

  理屈で考え込むのは人間の悪いクセ
  正座してベッドでクッキーを噛み砕いているのは
  本当はくだらないと自分でわかっているから
  照明のつかない部屋の中 歯ぎしりを耐える

  一瞬だけでも考える 後悔のない人生のこと
  進んでも止まっていても きっと見つけられないんだろうな
  「わからないから面白い」と笑って言えるほど僕は
  愉快にはなれない だって怖いもんだこの先のことは

  大嫌いな日常もぶっ壊していつからか
  大嫌いな「まあいいや」で塗り潰されたくだらない大人になる
  そんな僕が想像できたのなら僕は
  死んでやりたいぐらい僕がやりたいことはただひとつだ


  怖いんだ誰だって 踏み出すことも否定されるのも
  いつかは誰だって 欺瞞だらけの大人になるかもとか
  考えても仕方ない わかってはいるけれど


  一瞬だけで見えるとき 悩みも全部打ち消して
  ヒーローのように現れるその真っ白い炎の自信
  何日後か何ヶ月後か幾年先かわからないけど
  輝く光を掴んでみたいような気がするんだ


  悩みだって止まらない 答えがあるかもわからない
  それでも見つけたいもの ずっとずっとあると信じている
  ならばいいのだ 向こう見ずで ダメだってそんときはそんときだ
  心臓なる音 感じるから僕はまだ終われない。




  song and music by 大野 きくの
  収録作品:「オワレナイe.p.」







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